自宅のNASでマイクラ(統合版)のサーバーを動かして、息子とふたりで遊んでいます。

サーバーを立てるところまでは、思ったより簡単でした。つまずいたのはその次です。Switchのマイクラから、自分のサーバーに入る方法が分からない。「サーバー」タブを開いても、知らない提携サーバーが並んでいるだけでした。

この記事では、Switchから自宅のサーバーに入るまでの手順を書きます。あわせて、手順どおりにやったのに入口にしていた提携サーバーが急に使えなくなったときの探し直し方も書きます。私が実際に一度ハマったところです。

私はネットワークの専門家ではありません。仕組みは雰囲気でしか分かっていないので、「こうしたら、こうなった」が中心です。

Switchのマイクラには、サーバーのアドレスを入れる欄が無い

PC版やスマホ版のマイクラなら、「サーバー」タブに「サーバーを追加」というボタンがあり、アドレスを打ち込めば自分のサーバーに入れます。

Switch版には、このボタンがありません。「サーバー」タブに並ぶのは、Lifeboat、The Hive、CubeCraftといった公式の提携サーバーだけです。自分のサーバーを足す方法は、画面のどこにも見当たりません。

Switch版マイクラの「サーバー」タブ。並んでいるのは提携サーバーだけで、サーバーを追加するボタンは無い
Switch版マイクラの「サーバー」タブ。並んでいるのは提携サーバーだけで、サーバーを追加するボタンは無い

最初はこれが分からず、しばらく一覧を眺めていました。設定のどこかに入力欄が隠れているはずだと思っていたからです。

結局、AIに聞いて答えが分かりました。Switch本体のDNSという設定を書き換えると、提携サーバーのどれかが「好きなアドレスを入れられる画面」に化ける、という方法です。DNSが何なのかは、このとき初めて調べました。

このあと、その手順を書きます。

DNSを書き換えて、提携サーバーを「入口」にする

使うのは BedrockConnect(ベッドロックコネクト) という無料の仕組みです。Switchのような、アドレスを入れる欄が無いゲーム機のために作られています。

仕組みは、私の理解では次のとおりです。Switchが提携サーバーにつなごうとすると、まず「そのサーバーはどこにあるか」をDNSに問い合わせます。この問い合わせ先をBedrockConnectのDNSに変えておくと、一部の提携サーバーへの問い合わせだけ、BedrockConnectの画面に案内されるようになります。そこにアドレスを入力する欄があります。

Switchの設定

1. Switchの「設定」→「インターネット」→「インターネット設定」を開く
2. つないでいるWi-Fiを選んで「設定の変更」→「DNS設定」を 「手動」 にする
3. 優先DNSに 104.238.130.180、代替DNSに 8.8.8.8 を入れて保存する

104.238.130.180 は、BedrockConnectの作者がGitHubのページで公開しているDNSです。8.8.8.8 はGoogleのDNSで、こちらは予備です。

DNSの設定は、Wi-Fiごとに別々に保存されます。家のWi-Fiで設定しても、別のWi-Fiにつなげば元のDNSに戻ります。

マイクラでの操作

1. マイクラを開いて「サーバー」タブへ
2. 提携サーバーのうち、入口として使えるものを選んで「プレイ」(どれが使えるかは次の章で書きます。私の家では、今は Lifeboat です)
3. 本物のサーバーではなく、BedrockConnectのサーバー一覧の画面が開く
4. サーバーを追加する項目を選び、家のサーバーのIPアドレスとポートを入れる
5. 追加したサーバーを選んで接続

家の中から入る場合、IPアドレスはサーバーを動かしている機械の家の中の番号(192.168. で始まることが多い番号)です。ポートは、マイクラの標準なら 19132 です。うちもこの番号のままにしています。

ひとつ書いておくと、BedrockConnectはMicrosoftやマイクラの公式の仕組みではありません。有志が作って公開しているものです。ゲーム機の問い合わせ先を他人のDNSに向けることになるので、気になる人は、使うWi-Fiを決めて、そのWi-Fiだけで設定するのがいいと思います。

どの提携サーバーから入れるかは、変わる

ここが、私が一番ハマったところです。

最初のころ、入口に使っていたのは The Hive(ベッドの絵のアイコン)でした。ところが2026年9月のマイクラのアップデートのころから、The Hiveを選ぶと本物のThe Hiveにつながってしまうようになりました。BedrockConnectの画面は出てきません。

DNSの設定は何も変えていません。それなのに、昨日まで入れた入口が、普通の提携サーバーに戻ってしまったわけです。設定を間違えたのか、BedrockConnectが止まったのか、しばらく区別がつきませんでした。

結局、提携サーバーを上から順番に一つずつ試しました。いま入口として使えているのは、次の2つです。

私の家での結果です(2026年10月時点)。

  • Lifeboat … BedrockConnectの画面が開く
  • GALAXITE … BedrockConnectの画面が開く
  • The Hive … 本物のThe Hiveにつながる(9月ごろまでは入口として使えた)

BedrockConnectのGitHubのページには、入口として使える提携サーバーとして Mineville、Lifeboat、Enchanted、Galaxite、The Hive の5つが載っています(2026年10月に確認)。The Hiveも載ったままでした。なので、このリストは「試す順番の候補」くらいに考えるのがよさそうです。Minevilleは、うちのSwitchの一覧には出てきませんでした。Enchantedは、まだ試していません。

なぜThe Hiveだけ入口として使えなくなったのか、理由は分かっていません。調べても公式の説明は見つかりませんでした。

探すときに気づいたこと

  • 一覧の並び順は、開くたびに変わります。「上から2番目」のように位置で覚えると、次に開いたときには別のサーバーになっています。名前とアイコンで探してください
  • 一覧の説明文が「Join To Open Server List」(入るとサーバー一覧が開きます、という意味)になっている提携サーバーがあります。BedrockConnectの入口になっている目印かと思いましたが、出るときと出ないときがありました。GALAXITEは、説明文が普通のままでも入口として使えました。目印にはなりません
  • 本物のサーバーにつながってしまっても、壊れることはありません。いったん抜けて、次の候補を試せば大丈夫です
Switchのサーバー一覧。今入口として使えるLifeboatとGALAXITEを黄色の枠で囲んでいる
Switchのサーバー一覧。今入口として使えるLifeboatとGALAXITEを黄色の枠で囲んでいる

入口が使えなくなったら、DNSの設定を疑う前に、まず他の提携サーバーを順番に試してみてください。私の場合は、それで解決しました。

アドレスを入れたのに入れないとき

BedrockConnectの画面までは出て、アドレスも入れた。それなのに、次のエラーで止まることがあります。私もここで止まりました。

クライアントがマルチプレイサービスへの接続を確立できません。インターネット接続を確認し、クライアントを再起動してもう一度お試しください。

うちの場合、原因はSwitchではなくサーバー側の通信方式でした。2026年9月のアップデートで、サーバーの通信方式の標準が RakNet という昔からの方式から、NetherNet という新しい方式に変わっています。私が試した範囲では、NetherNetのままだと、このDNSの方法では入れませんでした。

サーバーの設定ファイル server.properties で、この行をRakNetに戻したら、またDNS経由で入れるようになりました。

transport=raknet

原因を突き止めるまでの経緯と、確かめ方は別の記事にまとめています。

→ Switchから自宅のマイクラサーバーに入れなくなった ― Bedrock 26.50のNetherNet移行で確認したこと

その記事では、DNSを自動に戻して「フレンド」タブから入る方法も書いています。家の中で遊ぶだけなら、そちらのほうがDNSを触らずに済みます。

家の外から入りたいとき

DNSを書き換える方法の良いところは、家の外からでも使えることです。入力欄に入れるアドレスを、外から届くアドレスに変えればいいだけです。「フレンド」タブのほうは、同じ家のWi-Fiにいないと出てきません。

うちでは、DNSをもう一度「手動」に戻した理由がこれでした。出先から、家にいる息子と同じワールドで遊びたかったからです。

ルーターのポート開放をせずに、playitというサービスで外から入れるようにしています。設定の手順はこちらに書きました。

→ ポート開放なしで、外のSwitchから家のマイクラサーバーへ ― playitの設定と、9月のアップデートで入れなくなった時の直し方

まとめ

  • Switch版のマイクラには、サーバーのアドレスを入れる欄が無い。DNSを 104.238.130.180 に書き換えて、BedrockConnectの画面を経由して入る
  • 入口にできる提携サーバーは、時期によって変わる。うちではThe Hiveが9月ごろに使えなくなり、今はLifeboatとGALAXITEで入れている
  • 入口が本物のサーバーにつながってしまったら、他の提携サーバーを順番に試す。並び順は毎回変わるので、名前で探す
  • アドレスを入れても「マルチプレイサービスへの接続を確立できません」で止まるなら、サーバーの transport を疑う
  • 家の中だけなら、DNSを触らずに「フレンド」タブから入る方法もある

私はAIに聞いてようやくここまで来ましたが、「サーバーを立てたのに子どもが入れない」という最初の壁は、たぶん多くの家で同じだと思います。同じところで止まっている人の参考になればうれしいです。