うちの1階で使っているAnkerのロボット掃除機(Eufy E25)に、「給水できません」というエラーが出るようになりました。使い始めて8〜9ヶ月ほどの頃です。

原因は、給水に使うホースのひび割れでした。保証期間はまだ残っていると思っていたので、サポートに問い合わせました。ところが、正規販売店で買っていないので、保証も有償修理もできないと断られました。

仕方がないので、自分で直しました。ホースはホームセンターで買ったものに替え、カーブがきつい所は3Dプリンターで継手を作って逃がしました。給水は直りました。ただ、その1ヶ月ほどあとに、今度は別の場所が壊れました。

この記事では、エラーが出てから原因が分かるまで、サポートに断られた理由、自分で直した方法、そして結局どうしたかを順番に書きます。同じエラーが出て困っている人と、これからロボット掃除機を買う人に読んでもらえればと思います。

先に書いておくと、私は家電修理に詳しい人ではありません。正しい修理方法を教える記事ではなく、素人が自分で直してみた記録として読んでください。

「給水できません」と出たら、まず給水タンクを外してホースを見る

ある日、E25に「給水できません」というエラーが出て、水拭きができなくなりました。

うちのE25。使うのをやめて取り外したあとに撮った
うちのE25。使うのをやめて取り外したあとに撮った

最初は、何が悪いのか見当がつきませんでした。とりあえず給水タンクを外して、まわりを調べていきました。すると、ホースにひびが入っているのが見つかりました。

ひびが入って破れた元のホース(緑色)。給水タンク越しに撮った
ひびが入って破れた元のホース(緑色)。給水タンク越しに撮った

ひびは、タンクを外したら見える場所にありました。本体を分解しなくても、目で見て分かりました。

このエラーが出た人は、まず給水タンクを外して、ホースが割れていないか見てみてください。私の場合は、それで原因が分かりました。

公式サイトのE25のよくある質問も見てみましたが、給水エラーやホースについての項目は見当たりませんでした(2026年10月時点)。

保証期間中なのに、修理を断られた理由

ホースが割れているのが分かったので、サポートに修理を頼むことにしました。使い始めて1年たっていなかったので、まだ保証が残っているはずだと思っていました。

問い合わせは、Ankerのアプリからしました。その途中で、どこで買ったかを入力する欄があり、買った店の名前を入れました。

返ってきた答えはこうでした。

正規販売店で買った製品ではないので、保証での修理も、有償の修理もできない。

E25は、価格.comで一番安かった店から買っていました。その店は、Ankerの正規販売店ではありませんでした。

それならと、買った店にも問い合わせました。言われたのは「メーカーに問い合わせてください」でした。メーカーには店に聞けと言われ、店にはメーカーに聞けと言われる。たらい回しです。結局、どこにも直してもらえませんでした。

あとからAnkerの公式サイトで保証の条件を読むと、ちゃんと書いてありました。

本保証は、当社もしくは当社製品正規取扱店が販売者として表記されている購入証明を伴う対象製品に限り、適用対象となります。

他の販売店様や出品者様から購入された場合は、本保証の対象外となりますため、これらの製品の不具合等については、ご購入元の店舗様宛にお問い合わせください。

(出典:Anker Japan 長期保証サービス)

つまり、Ankerの製品であっても、どこで買ったかによって保証が受けられないということです。保証は18ヶ月(会員登録すると24ヶ月)と書いてありますが、それは正規の店で買った場合の話でした。そして、正規ではない店がメーカーの代わりに直してくれるとは限りません。私の場合は、直してくれませんでした。

なお、「有償の修理もできない」とまでは、公式ページには書かれていませんでした。これは私がサポートから言われたことです。

買う前に確認しておくこと

これからAnkerの製品を買う人は、値段だけで店を選ばないでください。少し安く買えても、壊れたときにメーカーにも店にも直してもらえないことがあります。ロボット掃除機のように動く部品が多い家電だと、この差は大きいと思います。

  • Amazonや楽天なら、販売元が「Anker」や「アンカー・ダイレクト」になっているか
  • 正規販売店かどうか分からないときは、買う前にAnkerのサポートに聞いてみる(公式ページでも、分からなければサポートへ問い合わせるよう案内されています)

私は価格.comの最安値だけを見て買ったので、ここを確認していませんでした。

ホームセンターのホースに替えて、きついカーブは3Dプリンターの継手で逃がした

どこにも直してもらえないので、自分で直すことにしました。

ホースは手元にあった透明なホースを使った

交換用のホースは、純正の部品ではありません。前に別の用途でホームセンターで買って、余っていた透明なホースを使いました。

純正の部品が手に入らなくても、太さが合えば汎用のホースで代わりになります。新しく買う場合も、ホームセンターで売っているもので足ります。

そのまま曲げると、ホースが潰れそうだった

ただ、ホースを替えるだけでは済みませんでした。ホースを通す場所のカーブがきつく、新しいホースをそのまま曲げると、折れて潰れてしまいそうでした。潰れると水が通らなくなり、せっかく替えても、また給水できなくなるかもしれません。

曲がる部分に継手(エルボ)を入れれば解決します。ところが、このホースに合うほど細いエルボの継手は、ホームセンターには置いていません。

エルボを2つつないだような、コの字の継手を作った

売っていないので、3Dプリンターで継手を作りました。形は、L字のエルボを2つつないだようなコの字型です。ホースを無理に曲げるのではなく、曲がる部分を継手に任せて、ホースを折らずにつなぎました。

交換した透明なホースと、3Dプリンターで作ったコの字の継手(白い部品)。継手がタンクの仕切りをまたいでいる
交換した透明なホースと、3Dプリンターで作ったコの字の継手(白い部品)。継手がタンクの仕切りをまたいでいる

寸法は、ホースの内径をノギスで測って、それに合わせて作りました。材料はPLAです。作り直しはなく、1回目でぴったり合いました。

直った

ホースを替えて継手をつけたあと、給水はちゃんとできるようになりました。「給水できません」のエラーは出なくなりました。

3Dプリンターを持っていない人は、ここが一番の壁になると思います。細いホース用の継手は、ホームセンターには置いていません。

直ったけど、1ヶ月後にモップのモーターが壊れた

給水が直って、しばらくは普通に水拭きができていました。

ところが1ヶ月ほどたった頃、今度は床を拭くモップのモーターのエラーが出ました。ホースとは別の場所の故障です。

これも直そうとしましたが、モーターを見るには本体を分解しなければなりません。ホースはタンクを外せば手が届く場所でしたが、今度はそうはいきません。

分解すれば元に戻せなくなるかもしれないので、ここで修理はやめました。

水拭き以外は動くので、いじらずに人に譲る

水拭きはできなくなりましたが、それ以外の機能は今も普通に動いています。ゴミを吸う掃除機としては使えます。

なので、下手にいじって全部動かなくするよりは、このまま人に譲るつもりです。

振り返ると、自分で直すかどうかの線引きはこうでした。

  • タンクを外せば届く場所(ホース) … 自分で直した。部品の交換と、継手を1つ作るだけで済んだ
  • 本体の分解が必要な場所(モーター) … やめた。壊れていない部分まで動かなくなるのが怖かった

メーカーにも店にも直してもらえない以上、壊れたときに頼れるのは自分だけです。どこまで自分でやるかは、「失敗したら何が使えなくなるか」で決めました。

今はECOVACSのT90を使っている

E25の代わりに、今はECOVACSのT90を使っています。

E25からT90に乗り換えてみて、ロボット掃除機を選ぶときに見ておけばよかったと思うところが、いくつか見えてきました。それは別の記事に詳しく書きました。

→ ロボット掃除機を3台買って分かったこと ― 安さで選んで遠回りし、ECOVACS T90に戻った話

まとめ

  • E25で「給水できません」と出たら、まず給水タンクを外して、ホースにひびが入っていないか見る。私はそこで原因が分かった
  • 正規販売店以外で買うと、保証も有償修理も受けられないことがある。私はメーカーと店の間でたらい回しになった。買う前に販売元を確認する
  • ホースはホームセンターの汎用ホースで替えられた。ただし、細いエルボの継手は売っていないので、私は3Dプリンターで作った
  • 直しても、別の場所がまた壊れることがある。分解が必要な故障は、私は直さなかった

これからロボット掃除機を買う人は、値段の安さよりも、壊れたときに直してもらえる店かどうかで選んでください。私はそこを見ていなくて、少し安く買ったぶん以上に困りました。